『The Pictorial Key to the Tarot(PART1)』を解読しながら訳していく Vol.16
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こんにちは。
前回は、『守るべき秘義』と『進化が求められる秘義』の間に立たされたウェイトの視点が描かれているような一文でした。
『例え、ほんの少しタロットの秘義を知ったところで、結局のところ、まだ知らされていないものの方が遥かに多いんだから!!』というような、ウェイトの皮肉や意地、葛藤のようなものも見え隠れしていたように思います。
なんとなくわかるような気がします。
もしかしたら、あまり意図を汲み切れていないかも知れませんが、、、
せっかく自分が頑張って得たものを、然程それに対しての愛情もないように見えて、単に興味本位の野次馬のような人たちに「どれどれ?」と荒らされるだけ荒らされて、それなのに、ある日突然知ったような顔されるのって嫌だろうなって。。。
なんとなく「これまでの自分の経験にそういったことがあったかな?」と考えてみたのですが、ぱっとは浮かばず、、、
何故か私は、昔アルバイトをしていたファミレスでの出来事を思い出しました。。。
昔々、、、
って、もう20年以上も前のことになってしまうんですね、、、やれやれ。
つい昨日のことのように思い出せるような気もしますが、それは私が16歳の頃でした。
簡潔に述べますと、私がしたことなのに手柄を横取りされた、、、みたいな内容です。
その『手柄』というのも、実際には大したことはしていなかったと思うんです、今になってみれば。
ですが、多分当時の私なりには一生懸命「こうした方がもっと良くなるだろう!!」と、それなりに頑張ったことだったのだと思います。
その手柄、いやアイデアと言いましょうか、要はそれを、同じアルバイトの年上の先輩に「私(先輩)がやりました」と言われてしまい、私がやったことなのに周りの評価を横取りされた、みたいな感じになってしまったのですね。
そりゃもちろん、私も「は?」とはなったんですけど、何と言いましょうか。。。
だからと言って、大勢の目の前で「テメー!!コノヤロー!!」なんて言えるような勇気はなく、、、と言いますか、飲み会という場の雰囲気を盛り下げてしまうことの方がよっぽど地獄に感じたので、「なんでだよ、チクショー。。。」みたいな思いをしながらも、その場をじっと堪えていた記憶があります。
ですが帰り、唯一仲の良かった、親の歳ほど離れた、また別のバイト仲間にぶちまけたんですね、私も耐え切れなくて。
すると、今でも仲の良い元バイト仲間は、こんな風に言ってくれていたんですね、、、
「あなたの手柄1つくらいくれてやったって、あなたの良いところはなくならないから、大丈夫。」と。
多分そんなようなことを言ってくれていたと思うのですが、でもだからと言って、当時の私の機嫌は、きっとすぐには直らなかったとは思うのですが、そこは記憶がございません。。。
後日、私に伝えてくれたそのセリフが、漫画『タッチ』の中に描かれていたと、友人は言っていました。
確か、、、南ちゃんが作った料理なのに、新田(妹)が作ったみたいな風になってしまって、さすがの南ちゃんも面白くはなく(確か、それで新田妹がちやほやされてたんだったかな?)、それを幼馴染であるたっちゃんに話したところ「ばーか。そんなんでお前の良さはなくならねぇーよ。」みたいなことを言ったんだとかなんだとか、、、
そんなようなシーンがあったそうです。(確かにあったのですが、私はタッチは1~2回程度しか読んだことがなくてあまり覚えていませんで、、、)
ネットでも調べましたが、『タッチ 名言』なんて検索したくらいでは出てきませんでした。
ですが20年経った今でも、私の中では『名言』のような何かとして、ぼんやりと心の中に刻まれているみたいです。
ウェイトの一文の内容とは少し違いますが、なんかでも、生きていると、そういう面白くないことってたまにありますよね。
まぁでも、そんなこともなければ、今こうして、ここでそのようなことをお話しすることもなかったわけですが。。。
それが良いのか良くないのかはわかりませんが、まぁ悪いってことでもないですよね?
ねっ?
まぁでも、出来る限り『面白い』と『楽しい』で埋め尽くすような人生(生き方?)でありたいものです。
できれば、より多くの人たちも巻き込んで^^
2025年 夏!!
では、本題に入りましょう。。。(ご清聴ありがとうございました)
今回の一文:タロットの秘儀—守られるものと明かされるもの
今回の一文です。
The guardians of certain temples of initiation who keep watch over mysteries of this order have therefore no cause for alarm.
Arthur Edward Waite
『The Pictorial Key to the Tarot』より
今回は2つに分けて見ていきます。
〝The guardians of certain temples of initiation who keep watch over mysteries of this order〟
〝have therefore no cause for alarm〟
今回そこまで長い一文ではないので、次回のものとまとめてしまおうかと思ったのですが、ぱっと見た感じ、一筋縄ではいかなそうでしたのでやめました。
では、よろしくお願いいたします。
秘儀の守護者—公開されぬ神秘は今も残る
まず〝The guardians of certain temples of initiation who keep watch over mysteries of this order〟です。
わぁ~、またmys〇〇系の単語が出てきましたぁ~。(これからも何回でも出てくると思いますが、、、)
以前、「曖昧な日本語訳の単語を整理したい!!」というようなことをお伝えしたと思うのですが、その後、少し考えていたのですが、「整理するにもどうすれば、、、」というところで止まりました。
またいずれ考えます。。。
では、単語や熟語の意味から見ていきましょう。
・guardian(s) → 守護者、監視者
・certain → ある特定の、ある種の
・temple of initiation → 入門儀式が行われる神殿
※これらはほんの一例です。
前から順番に見ていきます。
最初は〝The guardians of certain temples of initiation〟です。
こちら、直訳しますと「ある特定の入門儀式が行われる神殿の守護者たち」というような意味になるかと思いますが、これは、みなさんもお気付きかと思うのですが、黄金の夜明け団のことを指しているかと思います。
〝initiation〟には「入門」の他に「秘義伝授」というような意味もあるそうで、ひとまずは「入門儀式が行われる」と訳しましたが、「秘義を伝承する場」というようなことを示せるといいのかなと思います。
最後に調整します。
そして〝who keep watch over mysteries of this order〟ですが、こちらは「この体系の神秘を見守っている」というような感じでしょうか。
〝keep watch over〟で「監視する」「見守る」というような意味があるそうです。
久しぶりですね。
『守護者』+『監視する/見守る』で、『守り』を強固な形にしてきましたね。
漫画、アニメ、ゲームが好きな我々(?)にとって、『ガーディアン』は割と聞き慣れた言葉かと思います。
でも、どちらかと言うと『ガーディアン』って、だいたい敵側の守りの兵みたいな感じですよね?
大体が『ガーディアン』という呼ばれ方で一括りにされていて、大体全滅させられいてる気がします。。。
、、、あれ?
余談でした。。。
では、まとめてみましょう。
〝The guardians of certain temples of initiation who keep watch over mysteries of this order〟
→ この体系の神秘を見守る、ある特定の入門儀式が行われる神殿の守護者たちは
一旦、直訳に近い形にしておきます。
では次に参りましょう。

警戒は不要—ウェイトが示す団員への心配り
では〝have therefore no cause for alarm〟です。
短いので前から順に見ていきます。
ここでの〝have〟は「持っている」という意味ではなく「~の状態にある」というようなニュアンスです。
そして〝therefore〟が「したがって/それ故に」という意味だそうです。
また〝cause〟は「理由/原因」という意味になります。
〝alarm〟は「目覚まし」ということではなく「警戒」というような意味で、他にも「驚き」「不安」というような意味があります。
短いから大丈夫だろうと、安易に始めてしまったのですが、ほとんどの単語を確認していました。。。
まっ、いいでしょう。
一気にいきます。
〝have therefore no cause for alarm〟
→ したがって、警戒する理由はない(という状態にある)。
というような感じでしょうか。
今回も平和です♪
まとめ|結論・解説・考察
では、改めて今回の一文をご紹介します。
The guardians of certain temples of initiation who keep watch over mysteries of this order have therefore no cause for alarm.
Arthur Edward Waite
『The Pictorial Key to the Tarot』より
そして、今回のこれまでの訳です。
→ この体系の神秘を見守る、ある特定の入門儀式が行われる神殿の守護者たちは
→ したがって、警戒する理由はない(という状態にある)。
また、これまでの流れも把握できた方がわかりやすいと思うので、改めて前回の結論もお伝えしておきます。
これは単純に、根本的な内容や、進化の過程についても、それ以上のことが書き記されていないため、仮にそのような見せかけの解明が公に行われたとしても、なお語られるべきことは多く残されていると言えるからである。
最後に、これらの考察を踏まえ辿り着いた、当サイトの結論(意訳)がこちらです。
故に、この秘義を守る団員たちは、このことについて何ら警戒する必要はない。
という形でいかがでしょう?
前回の結論から続けて読んでいただけると、より理解しやすいかと思うのですが、要は、『タロットの秘義が多少は公にされるけど、だからと言って全てが明かされるわけでもない、、、というかほとんどそれでは知り得ないだろうとも言えるわけであるため、団員のみんなはそれに関してはあまり心配をしないでくれたまえよ!!』というようなことを伝えているのかなと思います。
でも、本文をすごい省いた感ありますよね?
確かにいろいろを言ってはいるのですが、、、
ですが、現代の、現在の状況においてであれば(ウェイトが黄金の夜明け団の一員だったことや、既に黄金の夜明け団の内容が公開されているという現状)、このような形でもいいのかなぁと思いました。
どう考えたって、この『いろいろ』は『黄金の夜明け団』のことでしかないと思うので、さすがにそれを事細かく訳す必要はないかなぁと思いました。
逆に「却ってややこしいわ!!」という感じもしますしね。
ですが、ある意味、それはその『ややこしい』を通ってきたからこそ、そう言ってもいいのかな?なんていう風にも思うのですよね、偉ぶる気はないのですが。
何も知らないで、この結果だけを見て「そうかそうか」とされてしまうのは、決して悪いことではないのですが、それは私の望むことではありませんし、ウェイトが伝えてきたのと同じで「そんな表面的な解釈では真のタロットを理解したことにはならないもん、、、ふんっ!!」みたいな感じになってしまいますよね。
『一は全、全は一』です。
そう言えば、少し前にお話ししていた『鋼の錬金術師』めっちゃくちゃ面白かったです!!

久しぶりに漫画という漫画を一気買いしたのですが、むちゃくちゃ温かくて、優しい気持ちにならざるを得ない漫画でした。
私にはそのように感じ取れたので「こんなあったかい作品が描けるだなんて、どんな素敵な殿方なのだろう?」と気になって調べたところ、なんと女性の方だったのですね。
『荒川 弘』と書いて「ひろむ」さんと読むそうでびっくりしました。
私は『ガンガン』という漫画(雑誌?)を買ったことがなかったのですが、てっきり『少年漫画=男性が描いているもの』と思い込んでしまっていて。
作中「生命の木かな?」と思われるレリーフ?のようなものが出てきて、何故かはわかりませんが「ほ~ら♪やっぱりね!!」となんだか得意気になってしまいました。
多分あれは生命の木だと思います。。。
なんか嬉しかったです^^
あっているかはわかりませんが、あらゆるところに散りばめられた、きっと作者の荒川弘さんのメッセージのようなものも、しかと受け取れたと自負しております。
ありがとうございました。
きっと届け、この想い♡
個人的には、世界中の教科書に取り入れてもらいたいくらい、大事なことがたくさん描かれている作品だなと思いました。
歳ですかねぇ、、、
もう何を読むにしても、最近はハンカチとティッシュが近くになければだめで、うぅっ。。。
実は、何を隠そう『錬金術』に対して、より興味を抱けるよう自分に仕向けていたわけなんですが、ついにこれを読むことができます!!

いつか「ウェイト=スミスタロット、多分錬金術も関わってるから買っておこ♪」と、買ってからもう1年くらい経ってしまっていたんですよね。
これ、むーちゃくちゃ古くて、私が生まれるよりも前に出版されたものなんですよ!!
でもやっぱり、昔の本って紙の質がすごく良くて、これは挿絵も多く、カラーの場所も多くて、多分見やすいと思うのですが、何せなかなか興味が湧きませんでしたので、「読まなきゃなぁ、、、」とは思いつつも、あまり目の届かないところへすっ、、、
ようやく読む気になりました!!
ありがとう、『鋼の』!!(『鋼の錬金術師』ぜひ読んでみてください!!)
50年近くも昔の本ですから、もしかしたら情報としては古いものがあるやも知れませんが、ですがこの本には「本当の錬金術ってものがどんなものか、この限られたスペースで教えてやろう!」というようなことが冒頭に書いてあって、そういった意味では、これまでのオーソドックスな錬金術を知るには、きっと良いきっかけを与えてくれる本だと思っています。
けっこう高かったんですよ、古書なのに原価以上の値段だった気がします。
また、他にも『占星術』や『エジプト』など、特定の分野のシリーズがあるのですが、こちらも翻訳を進めているうちに、いずれは読むことになるんだろうなと思っています。
では、今回はここまでです。
いつもお付き合いいただき、ありがとうございます。
また次回。


