『The Pictorial Key to the Tarot』を解読しながら訳していく Vol.17
この記事は約 9 分で読めます。

はい、14/18個目になります。
前回は、『沈黙の規則』の正当性を、今この『The Pictorial Key to the Tarot』の中では言及しないという内容でした。
突如現れた『沈黙の規則』でしたが、それが一体何なのか?ということについても、かなりまとめられたのでは?と自負しております。
あくまで、当サイトが調べたことなので、真偽はわかりませんが、恐らくまったく関係がないとも言い切れないものだと思うので、もしご興味のある方は前回の記事もご覧になってみてください。
では今回もやっていきましょう。
今回の一文 タロットに関する小論の構成
では早速、今回の一文をお見せします。
The little treatise which follows is divided into three parts, in the first of which I have dealt with the antiquities of the subject and a few things that arise from and connect there-with.
Arthur Edward Waite
『The Pictorial Key to the Tarot』より
いつも通り区切り良いところ、3つに分けました。
〝The little treatise which follows is divided into three parts〟
〝 in the first of which I have dealt with the antiquities of the subject〟
〝and a few things that arise from and connect there-with.〟
このように見ていきたいと思います。
3つ目の〝there-with〟は例の如く、改行する時に用いられるハイフンで〝therewith〟という単語です。
では、よろしくお願いいたします。
三部構成の小論について
はい、では〝The little treatise which follows is divided into three parts〟です。
〝treatise〟は「論文/論考」というような意味で、〝The little treatise〟で「小論」というような意味になります。
小規模、または短めの論文ということになります。
また「魔女だ!!(witch)」と一瞬勘違いしてしまったのですが、この小論に関する内容が〝which(~とするところの)〟の後に書かれています。
〝follow(s)〟は「続く」「後に来る」というような意味です。
ですので〝which follows〟で「この後に続く~」のような感じです。
〝divided〟は「分ける/分割する」というような意味ですので〝divided into three parts〟は「3つのパートに分かれた」という感じでしょうか。
〝part〟を「部分」と訳しても良いと思いますが、日本語でも「部分」と言うより、「パート」と言う方が一般的な気がしませんか?
また、わざわざ単位を付けず「3つに分かれた」でも良いかなと、個人的にはそう思います。
では、まとめます。
〝The little treatise which follows is divided into three parts〟
→ これから出てくる小論は3つのパートに分かれている。
敢えて「これから出てくる」と訳しましたが、もう少し格式ある表現をした方がウェイトっぽさが出るかと思います。
後ほど調整しますね。
では次にいきます。
第一部の内容について
はい、では次の〝in the first of which I have dealt with the antiquities of the subject〟を見ていきます。
〝in the first〟は「~の中の1番目は」というような意味で、〝of which〟は前の文の〝three parts〟を指しています。
ですので、〝in the first of which〟は「それらのうちの第1部では」というような感じになると思います。
続く〝I have dealt with〟ですが、〝dealt〟は〝deal〟の過去形で、多くの意味があるそうです。
基本的なものですと「取り扱う/対処する」「取引/契約」「配る/配分する」「打撃を与える」といったものだそうです。
確かに幅広いですね。。。
恐らく「扱う」かなと思いますが、何を扱うのか?ということが〝with〟以降に書いてあります。
〝 the antiquities of the subject〟とありますが、〝antiquities〟は〝antiquity〟の複数形で「古代の遺物や歴史的な品」を指したり「古代の文化や習慣」のことを言ったり「歴史的な背景や伝統」といったような意味で、言葉よりも、イメージとして浮かんでくるものの方が多くあるような気がします。
個人的に〝antique〟とは何が違うの?という感じだったので調べたのですが、たった今お伝えした〝antiquities〟に対し、〝antique〟は「骨董品」「古風なもの」「古代のもの」といった意味で古いもの全般を指すことが多いそうです。
なるほどなるほど。
恐らく「歴史的背景」という解釈が近そうかな?という感じがします。
ですから〝 the antiquities of the subject〟は「この主題の歴史的背景」というようになります。
ではここでの全文を訳します。
〝 in the first of which I have dealt with the antiquities of the subject〟
→ そのうちの第1部では、私はこの主題の歴史的背景について扱った。
という感じでしょうか。
では、先へ進みましょう。
次が最後になります。
関連する
はい、最後は〝and a few things that arise from and connect there-with.〟です。
〝and a few things〟は「そして、いくつかのこと(もの)」という感じだと思います。
続く〝that〟は、たった今出てきた〝things〟の説明や詳細を〝that〟以降の文に表しています。
〝arise form〟は「~から生じる」ですね。
けっこう前のことになりますが、「前にもariseやったな~」と思いました。▶▶こちら
〝and connect there-with〟なんですが、冒頭でもお伝えした〝therewith〟ですが、こちらは少し古い表現だそうです。
見たまんま〝there〟と〝with〟が繋がったようなもので、意味も「それとともに」とか「それによって」という意味になるそうです。
現代の英語では〝with it〟と言う方が自然で、ほとんど使われることはないそうです。
あっても、やはり古典的な文章などに使われているそうです。
ということで〝and connect there-with〟は「そして、それに紐づくもの/関連するもの/結び付きのあるもの」とったニュアンスでしょうか。
全部いけそうですかね。
〝and a few things that arise from and connect there-with.〟
→ そして、いくかの事柄は、それらと共に結び付きのあるものから生まれた。
日本語としては少しおかしいですが、このような感じになるかと思います。
もちろん調整しますが、割と本文を忠実な意味を考えるのもけっこう楽しいんですよね。
まずは忠実に再現、表現しないことには「ただ、なんとなく」になってしまいますから。。。
ではまとめに入りましょう。
まとめ&解説
はい、では、改めて今回の一文をお見せします。
The little treatise which follows is divided into three parts, in the first of which I have dealt with the antiquities of the subject and a few things that arise from and connect there-with.
Arthur Edward Waite
『The Pictorial Key to the Tarot』より
今気付きましたが、ようやくここに来て、序文らしい序文と言いますか、この本について書かれている文が出てきたんですね。
あまりにも難しい内容ばかりだったので、これが序文だということを忘れていました。
でも序文なんです、、、うぅっ。。。(笑)
では、今回のこれまでの訳です。
→ これから出てくる小論は3つのパートに分かれている。
→ そのうちの第1部では、私はこの主題の歴史的背景について扱った。
→ そして、いくかの事柄は、それらと共に結び付きのあるものから生まれた。
また、こちらが前回の見解です。
『沈黙の規則』の正当性については、今ここでは議論しない。しかし、このテーマについて私が言うべきことは、別の書に記している。それもごく最近のことである。
そして、本文の意味や、文の構造をなるべく壊さないように、割と忠実に訳したものがこちらです。
直訳風
この後に続く小論は3部に分かれており、そのうちの第1部では、私がこの主題の歴史的背景について論じ、そしてそれらに関連し、そこから生じるいくつかの事柄を扱った。
少し前の一文にも『この主題は』という部分があったのですが、ここでの〝主題〟も変わらずタロットのことを指していると思います。
このままでも意味は伝わると思うのですが、最後に、これらを踏まえ、もう少しだけわかりやすく手直しした当サイトの見解がこちらになります。
タロットの世界の見解
この後に続く小論は三部構成となっており、第一部ではタロットの歴史的背景について論じ、それに紐づく、それらから生じるいくつかの事柄についても扱っています。
という感じでいかがでしょうか。
これまでの文のように、あまり複雑でないものはすんなり終わりますね。
恐らくこういった文章には、さすがに裏の意味みたいなものはないと思います。。。恐らく。。。
まぁ、手前味噌ですが、そもそもこの裏の意味に気付ける人も、そう多くはないとは思いますけどね。。。(小声)
特に解説するようなこともないような気がするのですが、前にもお伝えしました通り、この〝Reface(序文)〟が終わると、「さぁカードの意味だー!!」となるわけではないんですね。。。
残念ながら、まだそこに行き着くまでには、50ページもの英文を越えていかなくてはなりません。
序文の10倍です、ひぇ~。。。
そして、それが終わると、カード1枚1枚の意味や解説のページがあって、その後にリーディングのやり方を説明したようなページがあり、最後に参考文献などが書かれていて、、、と、そのような構成になっております。
そこに行き着く前の三部構成なんですね。
1つ1つやっていきましょう。
では今回はこれで終わりになります。
最後まで見てくださり、ありがとうございました。
ではまた次回。


