『The Pictorial Key to the Tarot』を解読しながら訳していく Vol.8
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はい、では続きをやっていきたいと思います。
前回、錬金術なんかについても触れていたので「ハリー・ポッター見よ♪」と思っていたのですが、つい先に目に入ってきたファンタスティック・ビーストを立て続けに見てしまいました。
伝説の錬金術師、ニコラス・フラメル出てきましたよ。
「おっ♪」となってしまいました。
続き、やらないんですかねぇ。。。
こういった映画っていくらくらいあれば作れるんでしょう?
もし私が世界を揺るがすほどの石油王でもあれば、続編を作っていただくための資金なんかすっ、、、なんですけどね。
ちゃんと調べてみると、3作目の製作費には3000億円掛かっているそうなんですね。
現在の為替レートで換算しているので、実際にはもう少し少なかったかも知れませんが、私が石油王でも無理ですかね?
ですがまた調べてみると、日本では、ユニクロの創業者である柳井さんなんかは資産6兆円超えですから、もし私が石油王だったんならいけそうですね。
世界中の人から1人5円ずつ集められたら、さくっと4000億円くらいになるんですけどそうはいかないんですかねぇ。。。
半分にしたって1人10円じゃないですか?
その半分の半分にしたって1人20円ですよ?
その半分の半分の半分の、、、なんとかなりませんかねぇ。。。
ファンタスティック・ビーストって、映画だけの作品なんですね。
ハリー・ポッターンみたいに原作(本)があるわけじゃないんですよ。
あぁ、続きが見たい。。。
何の話をしているでしょうかね。
では今回も〝Replace(序文)〟の続きをやっていきます。
もくじ
今回の一文
今回の一文です。
After the same manner, it happens more often than might seem likely that those who have seen the King of Heaven through the most clearest veils of the sacra-ments are those who assume thereafter the humblest offices of all about the House of God.
Arthur Edward Waite
『The Pictorial Key to the Tarot』
いつも通り、区切り良さそうなところで3つに分けました。
では、早速やっていきましょう。
①After the same manner, it happens more often than might seem likely that
まずはこちらですね。
〝After the same manner〟多分〝同様に〟というようなことを言いたいのだと思いますが、この〝manner〟は何でしょう?
・manner
〝方法〟〝態度〟〝作法〟〝様式〟
という意味だそうなのですが、これは後で調整という感じですね。
既に〝同じように〟というようなことを言っているので、この後に続く文章でどう訳すかが変わってくると思います。
次に行きます。
〝it happens(それは起こる)〟は大丈夫そうですよね。
・more often
〝often〟が〝しばしば〟とか〝よく〟という意味で、それに+〝more〟ですから〝もっとよく~〟=〝頻繁に〟みたいな意味になります。
〝than〟は以前にやりましたので、次に行きます。。
・might
〝might〟は〝力〟〝権力〟〝強さ〟なんていう意味があります。
「私が来た!!」でおなじみのヒーローもこの〝mgiht〟を使うのですが、どちらかと言うと、〝might〟は助動詞で使われることが多いみたいです。
そうなると今お伝えした〝力〟というような意味よりも、〝~かも知れない〟とか〝~してもよいですか?〟とか〝~してみてもいいかも〟とか〝~だったかも知れない〟というような意味になるそうで、名詞で使われる〝力〟は一体何処へ行った?という感じがしますよね。
不思議です。
で、この〝might〟が示しているものが後に続きます。
・seem likely
出ました。
〝seem〟は前にやりましたね。
〝~のように見える〟とか〝~のように思える〟で、〝likely〟もなんとなくわかると思うのですが、要は全体的に「そうかも。そうかも。そうかも。」みたいな感じなんですね。
ウェイト、好きですね、この表現方法。
ほとんどどれも同じような意味なのに、敢えて違う単語を織り交ぜこんでくるこの感じ。
あと一体いくつこういのが出てくるんでしょうね。
ヴェール、ヴェール、ヴェール。
見える、見える、見える。
途切れ、途切れ、途切れ。
そうかも、そうかも、そうかも。
〝might seem likely〟で〝~ように思うかも知れない〟というようなことを言っているのだと思います。
よって、
〝After the same manner, it happens more often than might seem likely 〟
→ 同様に、~のように思っているよりもっと起きる。
というような感じでしょうか?
そして次の〝that〟以降に続いていきます。
気になりますね。
that those who have seen the King of Heaven through the most clearest veils of the sacra-ments
ちょっと面白そうな一文です。
まず始めに〝that those who have seen the King of Heaven〟の方をやります。
では行ってみましょう。
〝those〟は〝それら〟とかですが、〝it〟と同じような感覚で、必ずしも訳さなきゃいけないような単語でもないと思うので、こういったものは今後も飛ばしていくことが多々あると思いますが、よろしくお願いいたします。
今回の場合は1つ前のところでやった、〝~のように思うかも知れない〟の〝~〟の部分を表していると思います。
では行きます。
・who have seen
〝who(~する人/者)〟はいいですね。
その後の〝have seen〟が〝~を見たことがある〟〝~を見てきた〟というような意味になります。
そして〝the King of Heaven〟は〝天国の王様〟というような意味ですね。
何の話をしているのでしょう?
一応ここまでが〝天国の王様を見たことある人(者)〟みたいな感じになります。
続いて〝through the most clearest veils of the sacra-ments〟ですが、こちら〝through(~を通して)〟や〝the most clearest(最も透明な)〟なんかも大丈夫そうですよね。
〝veil(s)〟も以前やりました。
では、この〝the sacra-ments〟とは一体何なのでしょう。
・the sacra-ments
これ、実は〝sacraments〟という1つの単語としてあるそうなんですね。
打ち込んでいてずっと赤い波線が消えないので「どうしてかな?」と思ってはいたのですが、なるほどなるほど。
意味は〝秘跡〟ということなんだそうですが、みなさん〝秘跡〟って何のことだかわかりますか?
キリスト教の方でなければ聞いたことないんじゃないかな?と思います。
私は今、生まれて初めて耳にしました。
秘跡というのは、神様の恵みを受けるための『目に見える印』なんだそうです。
詳しいことはわかりませんが、キリスト教でもカトリックであれば7つの秘跡があるそうで、例えば私たちにとって身近なもので言いますと、結婚(式)なんかもその1つだそうです。
キリスト教においての重要な儀式のことを指すみたいです。
それでなんですが、なんでまたウェイトはこの1語で終わる〝sacraments〟を、また、わざわざ〝the sacra-ments〟だなんていう表記をしているのでしょうか。
少しばかり突っ込んでみたところ、今お伝えしたように、〝sacraments〟一言でも意味はあるのですけども、〝sacra〟〝ments〟と分けてもそれぞれに意味があるそうなんですね。
〝sacra〟=〝聖なるもの〟
〝ments〟=〝行為〟や〝儀式〟
といった意味で、わかりませんが、もしかしたら単に〝秘跡〟とするのではなく、より〝聖なる行いとして〟というような意味を持たせたかったのかも知れないなと思います。
毎度、ウェイト独自の書き方や表現の仕方に振り回されっぱなしですが、そうなることで私自身、段々とウェイトの癖のようなものがわかってきた気がします。
なかなか大変ですが、悪くはないですね。
そんなわけで、こちらの、、、
〝that those who have seen the King of Heaven through the most clearest veils of the sacra-ments〟
→ 最も透明な聖なる儀式を通して天国の王様を見たことがある人(者)たち
みたいな意味になと思います。
まだ日本語としてはちょっと曖昧な感じがしますが、一旦はこれで良しとしましょう。
では、次に行きます。
あれ?
もう最後なんですね。
やったー!!
③are those who assume thereafter the humblest offices of all about the House of God.
こちらもまた〝are〟〝those〟〝who〟辺りは飛ばします。
初耳の単語があります。
・assume
こちらは〝引き受ける〟や〝担う〟という意味です。
〝who assume〟ですから〝~を引き受ける者〟というような意味になります。
・thereafter
こちら〝there〟と〝after〟が合体したものなんですね、全然気付きませんでした。
こんな単語もあるんですね。
意味は〝その後〟〝それ以降〟ということで、まさしく〝there(そこ)〟+〝after(~の後)〟というわけなんですね。
・(the) humblest
こちらは〝humblest〟の最上級です。
〝humblest〟自体には〝謙虚な〟とか〝質素な〟とか〝控えめな〟とか〝地位が低い〟というような意味もあります。
後に続く〝offices(事務所/会社/組織/役割/務めなどなど)〟と〝of all(全部の中の~)〟合わせて〝全ての役割の中で最も~〟とか〝全ての組織の中の最もな~〟とか、そのような意味になると思いますが、ここはまた全文を訳し終えてから調整が必要な気がします。
続きまして、〝 about the House of God〟ですが、直訳してしまうと〝神様の家について(おいて)〟みたいな感じですが、神様の家ってどんな家なんでしょう?
神様って、家らしい家に住んでいるイメージありませんよね?
絵画なんかをはじめ、動画なんかに出てくるような画像も、大抵いつも雲(空)と後光がめいっぱい差し込んだ風景をバックに存在しているイメージですよね。

最初「教会のことかな?」とも思ったんですけど、どうでしょう?
こちらも後に続く文章と照らし合わせて、という感じですかね。
今のところですが、
〝are those who assume thereafter the humblest offices of all about the House of God.〟
→ ~の後、神の家において最も謙虚な役割を担う人(者)
みたいな感じでしょうか?
あれ、意外とすんなりいった割に意外と終わりが見えませんね。
前回の『化学の結婚』について話していたところから、急に話が変わったかのようにも思えます。。。
あ、そう言えば、、、
今回から、前回の内容をお伝えしてから始める、みたいなことを言っていたのに、完全に忘れていました。
どの辺りに組み込んでいけばいいのでしょうか。。。
やっぱり『今回の一文』を始める前ですかね?
ちょっと考えなきゃいけませんね。
では、もしかしたら少し中途半端な解釈(訳)で終わるかも知れませんが、まとめてみましょう。
まとめ&解説
はい、では改めて今回の一文ですね。
After the same manner, it happens more often than might seem likely that those who have seen the King of Heaven through the most clearest veils of the sacra-ments are those who assume thereafter the humblest offices of all about the House of God.
Arthur Edward Waite
『The Pictorial Key to the Tarot』
→ 同様に、~のように思うよりもっと起きる。
→ 最も透明な聖なる儀式を通して天国の王様を見たことがある人(者)たち
→ ~の後、神の家において最も謙虚な役割を担う人(者)
と、一旦はこのように訳しました。
ここで、先に直訳を載せてみたいと思います。
直訳風
同じように、思っている以上に、最も明瞭な秘跡を通じて、天の王を見た者たちが、その後神の家において最も謙虚な役割を担うことになるというようなことはよく起こります。
直訳だとこんな感じでしょうか。
これまでの直訳よりはだいぶ言わんとしていることは伝わってくる気がします。
ですが、まだ日本語としては少々わかりづらいと思います。
念のため、前回の訳がこちらです。
前回の訳
今ここにいる人たち、またその他大勢の人たちにも私は言います。
究極の叡智を得た我が兄弟、クリスチャン・ロージー・クロス。
彼は秘密の宮殿で実に神秘的な変容を目の当たりにしました。
しかし物語は、彼が翌朝門番になっているかも知れないということを予期させておきながら、突然終わりを迎えます。
そして、今回の訳です。
タロットの世界の見解
同様に、最も純粋で清らかなキリストの聖餐の神秘に触れた者でさえ、教会では慎ましく仕えることもありふれたことである。
というような感じでいかがでしょうか?
例によって、いつも通り少し解説を加えさせてください。
またしても調べ事の多い一文でした。
近くにキリスト教の方がいらっしゃったり、またご自身がキリスト教の方ということでもなければ、この〝聖餐〟という言葉は恐らく聞き慣れない言葉だと思います。
実際、私も今回初めて聞いた言葉でした。
本当なら、最初に〝sacra-ments〟=〝秘跡〟と出てきたので〝秘跡〟でもだめではなかったのですが、やはり〝秘跡〟となるともっと「?」が浮かぶと思うんです。
ですから今度は〝秘跡〟について調べました。
しかしながら、この〝秘跡〟という言葉はキリスト教の中でも様々だそうなんですね。
みなさんも聞いたことあるかと思いますが、キリスト教の中でも、また正教会とかカトリックとかプロテスタントとか、いくつかのスタイルがあるんですね。
そのスタイルによっても秘跡の内容は様々だったんです。
正直、私自身は「どれでもいいんじゃない?」みたいなところではあるのですが、一方で「でもまずいんじゃない?」みたいに、心の何処かから「ちゃんと理解しろよ!!」と、言葉の選択に根拠を持てというような指令が来るのです。
ですから、さっとでも調べたところ〝聖餐〟であれば、どのスタイルにも通用する言葉っぽい!!というところまで辿り着けましたので〝聖餐〟を採用しました。
間違っていたらごめんなさい。
あっ、ちなみになんですが〝せいさん〟と読みます。
ですが、私自身「聖餐って何?」という感じでしたので、あらゆる文献(と言ってもサイトとかですがちょっとそう言いたかったです)や動画なんかを、また数多く参考にさせていただきました。
多分、解釈があっていれば、イエス・キリストの最後の晩餐をみなに忘れさせないための行いなんだとか。
ざっくりですが、私の中ではそのような解釈になりました。
そして、この〝King of Heaven〟は言うまでもありません。
天国にいる王様、すなわち、みなのために死んでいったとされているイエス・キリストのことをウェイトはそう呼んでいるのだと思います。
なので、もうわかりやすくキリストと訳しました。
人それぞれ思い方というのはあると思うんですけど、敢えて『天国の王様』『天の王』なんて訳す方が日本語的にはちょっと変かな、と感じたからです。
人によってはゼウスが天国の王様だと思っている人もいると思います。
天界の神ですからね。
また、これまでにも〝veil〟について触れたことがありましたが(Vo.1参照)、今回もこの〝veil〟においては、結婚式で花嫁が纏うヴェールなんてものを指しているわけがあらず、神秘的なもの故、覆い隠された(隠されている)という意味を込めてのveilと言っていると思っています。
ですので、単に『見たことがある』と訳すのではなく、神秘性を持たせるような言い方をしたくて『キリストの聖餐の神秘に触れたことのある』というように訳しました。
少しお伝えする順番が違うかも知れませんが、この一文は前回の一文と同じような例を挙げている一文なんですよね、多分。
最初に〝After the same manner〟=〝同様に〟とか〝同じ方法で〟とも言っていますし。
で、前回、物凄く大変な試練を乗り越えようやく素晴らしい称号を手に入れたのにも関わらず、たった1つ女神ウェヌスの裸を見てしまったという過ち(これもローゼンクロイツが見たくて見たのかはわかりませんが)のおかげで一転、門番を命じられることになった(だがしかし物語は途中で終わっている)という話をしましたが、これはその一文に続く、1つの例だと思ったんですね。
ここでは、まずキリスト教においての、最大級にすごいこと(ローゼンクロイツでいうところの『黄金の石の騎士』に匹敵することくらいなんだと思います、ウェイトにとってはですが)それを〝聖餐〟として掲げていますが、だからと言ってその限りではないよ(ローゼンクロイツが門番を命じられたことのように)みたいなことを言っているんですね。
なんとなく言わんとしていること、わかりますかね。
多分この後の文章にもそれっぽいことが続いてくると思うのですが、恐らくですが、『ある分野で頂点を極めた者でも、別の分野においては慎ましさを求められるようなこともある』というようなことが言いたいのだと思います。
今風に言うと、いかに人格者であっても成功者とは限らない、、、みたいな感じでしょうか。
あってますかね。。。
今の時代って成功者=お金持ちみたいな図式になっているじゃないですか、一般的には。
正直、私は「成功者」と聞いても、あまりぱっと浮かんでくるものがありません。
ですが、だからと言って、成功者=お金持ちという図式が間違っているとも思わないんです。
ですが、その限りでもないだろうなぁとも思います。
ですが、じゃぁこれ!!という何かも見当たりませんが。。。
もしかしたらですが、、、私はまだ自分の思い描く(理想の?)成功者にお会いしたことがないのかも知れませんね。
今とっさに考えてみましたが、ぱっと出てきた答えがそれでした。
しかし、昔はよく逆のことを思いましたよ。
私は長らくホステスをやっていたので、「なんでこんなムカつくやつがお金持ちなんだ!!」と、あまりに理不尽な人に対してはそのように思うこともしばしありました。
今思えば、もしかしたら然程のお金持ちでもなかった気もしますが、当時の私にはそのように見えていました。
もし今ここに、ホステスや接客業等のご経験をお持ちの方がいらっしゃいましたら、きっとこの話に共感してくださる方も少なくないと思います。
「なんでそんなこと言えるんだろう?」と、それが私自身に対してであればもちろんのこと、私以外の他人に対しても、いわゆるそのような俗っぽい発言をする人は私は大嫌いでした。
何を勘違いしているのかはわかりませんが、もはやこういった存在を〝人〟と呼ぶのも躊躇われますが、残念ながら、こういった存在は一定数いるんですよね、この世の中、不思議なことに。
水商売に限らず。
よく言ってましたよ、心の中で。
世間が認めても私は認めない!!って。
心の中で唱えまくっていました。
それが何の意味があるのか、今となってはもう過ぎたことですが。。。
あれ、何の話をしてましたっけ?
すみません。。。戻ります!!
、、、そうそう!!
というわけで、ウェイトは、私が今お伝えした逆のようなことは言ってなんていませんが、今回のこのウェイトの一文ではそのようなことを言っているんじゃないかなと思いました。
ちょっと雑なまとめ方になってしまいました。
面目ない。
ですが早いとこ続きが見たいので、次に行きましょう♪
気になって仕方がありません。
明日は明日の風が吹きます^^
ちょっと中途半端だったかも知れませんが、特にこれ以上説明することもありませんので、この辺で終わりにしたいと思います。
最後までお付き合いくださった方々、ありがとうございます。
また次回。
楽しみですね。


