『The Pictorial Key to the Tarot』を解読しながら訳していく Vol.9

この記事は約 24 分で読めます。

『The Pictorial Key to the Tarot』を解読・翻訳するシリーズ第9回のアイキャッチ画像。タロットの歴史や解釈を深掘りする内容を示す視覚的な要素を含む。

では、続きをやっていきたいと思います。

前回は、前回の1つ前にお話しした、薔薇十字団の創設者とされ、伝説とも言われる『ローゼンクロイツ化学の結婚』に引き続き、キリスト教創始者、神の子と言われるイエス・キリストの聖餐についてのお話しをしました。

たった今、このワードを初めて聞いたという方には「?」が浮かんでしまうような内容だと思うのですが、前回も前々回も、あまりこういった世界になじみがないという方にとっても、なるべくわかりやすい言葉でまとめられたんじゃないかなと自分では思っています。

もし興味がありましたら、ぜひそちらも併せて見てみてください。

そもそも私自身がこういった世界の用語をほとんど知らなかった、ということもあるのですが、もっと知らない方にとっても、なるべく理解してもらえるような言葉選びを心掛けています、いつも。

では、前回の話に戻りますが、片や薔薇十字団の『ローゼンクロイツの化学の結婚』の話を用いて、片やキリスト教の創始者であるイエス・キリストの最後の晩餐の話を用いて、ある分野において、いかに優れた者であっても、分野などが変われば、自ずと慎ましさを求められるなんていうことはそんなに珍しいことではないよ、というなことを言いたいのだろう、、、というところで終わりました。

すみません、ちょっとややこしくて。

まだこの訳も暫定的ではありますが、恐らくこの後に続く文章の中に、もっと答えらしい答えが載っているのではないかと期待しています。

どんな内容が待ち受けているのでしょう。

楽しみです。

では進んでみましょう。

今回の一文

では今回の一文です。

By such simple devices also are the Adepts and Great Masters in the secret orders distinguished from the cohort of Neophytes as servi servorum mysterii.

Arthur Edward Waite
『The Pictorial Key to the Tarot』より

なんだかいつもより少ない感じはするのですが、意味の知らない単語に、読み方のわからない単語がちらりちらり。。。

やはり一筋縄ではいかなそうです。

少し前半が長いのですが、〝By such simple devices also are the Adepts and Great Masters in the secret orders distinguished〟と〝 from the cohort of Neophytes as servi servorum mysterii.〟区切り良さそうな2つに分けてみました。

では早速行ってみましょう!!

By such simple devices also are the Adepts and Great Masters in the secret orders distinguished

はい、ということでまずは、この文中に使われている私の知らない単語、または意味を忘れてしまった単語、読めもしない単語、から整理していきたいと思います。

〝By such〟は〝そのような~によって〟みたいな意味ですね。

〝simple(簡単/単純)〟も大丈夫そうですね。

device(s)

〝device〟って近年はよく耳にするようになりましたよね。

なんとなく、PCなんかに接続している機器のことを指すんだと思い込んでいましたが、ここでの使い方は恐らくそういった感じではなさそうじゃないですよね?

恐らくまだPCなんてない時代だったと思います。

ということで〝device〟は今お話ししたように〝物理的な装置/機器〟なんていう意味もありますが、他に〝工夫/考案された方法〟〝策略/計略〟なんていう意味もあるそうです。

ここでの文章だとどんな使われ方になりますでしょうか。

後に続く単語も見ていきましょう。

〝also〟は〝~もまた〟とか〝更に~〟とかそういう意味ですね。

Adept(s)

初めて聞きました、〝Adept〟

「アデプト(ツ)」と読むそうで〝達人〟という意味なんだそうです。

またちょっと独特な言い方の〝達人〟でしょうね。

私、幼い頃によくジャッキー・チェンの映画を見ていました。

『カンフー・マスター』という作品があるのですが、実は私はそれを見たことがないのですが、名前の通り『カンフー(功夫)の達人』という意味で、実にわかりやすいタイトルですよね。

恐らく〝師範/師匠〟みたいな意味もあると思うのですが、普通〝達人〟と言ったら、こちらの〝Master(マスター)〟ではなろうかと。。。

いつも通り、調べられる範囲で調べてみましたが、〝Adepts〟は、やはり神秘業界における〝達人〟といった意味だそうで、神秘用語だそうです。

ではその神秘業界における達人と、続く〝Great Masters in the secret orders distinguished〟とは、一体どういう意味なんでしょう?

Great Master(s)

あれ、こちらで〝Master〟が出てきたんですね。

先ほど『カンフー・マスター』の話をしている時に、薄っすら「あれ?Masterってなかったっけ?」と慌てて後半の文章を見に行ったのですが、すぐ後ろにいましたか。。。

ま、いっか。

では〝Grand Master〟についてですが、こちらはどちらかと言うとそのまま〝偉大なる師〟みたいな感じだと思うのですが、〝達人〟とそこまでの違いがあるのか?というようにも思えますが、どういった使い分けなんでしょう?

気になります。

先へ進みます。

in the secret orders distinguished

以前、〝in order to~〟というフレーズの意味をやった際に〝order〟についても触れたのですが、覚えていますか?

〝注文〟なんかの他にも〝秩序〟や〝法則〟といった意味があるそうです。

これ、多分なんですけど、直訳すると、〝in the secret orders〟は〝秘密の団体の中〟とかそんなような感じだと思うのですが、ちょっとここでぴんと来ることがあります。

以前、裏でウェイトの歴史なんかについても調べているということをお話ししましたが、現在も全くもって進んでおらず、終わりの兆しも見えない状況なんですが、その中で、私、『ウェイトがセカンドオーダーに到達した』みたいな記事か何かを見たんですね。

「セカンドオーダーって何?」とすぐに調べたのですが、確か、ウェイトが属していた黄金の夜明け団の中での階級みたいなものだったと思うのですが、調べることがあり過ぎて、まだ全然そこまでいけてないんですが、『セカンド』とは言っていますが、確か人間がなれる中では1番位の高い階級だったかと記憶しています。

なんでもそれ以上は神様と言いますか、人間にはなれない領域なんですって。

ここで、今改めて調べたことを発表してしまうと、またいつも通り、すごい長さで横に逸れてしまうので、こちらについての言及はまた後に解説いたします。

では、最後の単語〝distinguished〟ですが、これ読めますか?

「ディスティングウィッシュト」と言うそうなんですが、カタカナで書いても読みづらい(言いづらい)ですよね。

意味は〝区別された〟〝卓説した〟〝品格のある〟など、少々ばらつきと言いますか、幅が広く感じますが、そうなんだと思います。

ここまでの途中経過ですが、

〝By such simple devices also are the Adepts and Great Masters in the secret orders distinguished〟

→ そのような簡単な手段によって、秘密の教団における神秘主義の達人や偉大なる師範たちは、区別されている

という感じでしょうか。

この後〝from~〟と来ますが、そのfrom~とこの師範たちが何と区別されていると言っているんでしょうね。

では次に行ってみたいと思います。

from the cohort of Neophytes as servi servorum mysterii.

〝from〟は今お伝えした通りです。

 では続く単語が全部わかりませんので1つ1つ調べていきたいと思います。

cohort

こちら「コゥホート」というような発音で意味は〝古代ローマの歩兵隊〟を表す言葉なんだそうです。

他にも〝仲間/支持者〟〝共通の特徴を持つ集団〟というような意味がありまして、恐らくこの中では〝共通の特徴を持つ集団〟という意味が1番適しているような気がしますがいかかでしょうか?

古代ローマの歩兵隊を表す単語だなんて、だいぶ限定的なものだと思われるので、少し驚きました。

Neophytes

こちらは「ニオファイト」というような読み方で意味は〝初心者/新参者/未熟者〟といったような意味だそうですが、不思議じゃないですか?

普通、我々にとっての〝初心者〟って〝ビギナー(beginner)〟とかって言いませんかね?

はい、そうです。

日常の会話でもまったく使わないということではないそうなのですが、やはりお察しの通り、どちらかと言うとキリスト教における言葉だそうで、〝新しく信仰に加わった者〟とか、カトリックにおいては〝洗礼を受けたばかりの人〟という意味だそうです。

ふむふむ。

何と言ったらいいかわかりませんが、要はキリスト教における新入社員みたいなものですよね。

でもだからと言って〝新入り〟なんて訳すのはちょっと野暮ったいですよね。

〝初心者の集団〟というよりは、〝新参者の集団〟というような訳が、今のところ私的にはあっているかなと思います。

続きます。

servi servorum mysterii

こちら、何と読むのかも少し困ってしまうような綴りなのですが、読み方としては「セルウィ・セルウォルム・ミステリーイ」だそうです。

アブラカタブラ・テクマクマヤコン・ヤンバラヤンヤンヤン♪

完全に何か呪文の言葉ですよね。。。

オープンセサミ・マハリクマハリタ・ヤンバラヤンヤンヤン♪

もういいですかね。

こちら、今までのような「はい、出ましたラテン語(由来)!!」とは違って、本当に純粋なラテン語だそうです。

そう聞くと、ラテン語というラテン語を私は生まれて初めて耳に(目に)したような気がします。

と言った瞬間から「あれ?でも確か、日本語(日本語英語?)にも、ラテン語由来のものはがあったかも、、、」という考えがすぐに浮かび上がってきましたが、まぁ細かいことはいいでしょう。

こちら意味としては〝神秘の僕の僕〟という意味だそうです。

〝ぼく〟じゃありませんよ、〝しもべ〟です。

少し前、私は『キングダム』を見ていたので、そのせいか幾度となく〝げぼく〟と読んでしまいます。

〝しもべ〟とわかっていても〝げぼく(下僕)〟と打ち込んでしまっていたり。

慣れるまで少し時間が掛かりました。

またこのワードは、見てわかるように3つの単語から成り立っていますが、それぞれに意味があるそうです。

〝servi〟→ 僕(しもべ)たち

〝servorum〟→ 僕たちの僕

〝mysterii〟→ 神秘の

要は、神秘にはたくさんの僕たちがいて、その僕たちにもまた僕がいるってことなんですかね。

恐らく、神秘=神様ということだと思うのですが、これはまたウェイト独自の言い回しですかね。

気になったので調べてきました。

これ、本来はキリスト教カトリックで使われる言葉だそうで、本当は『Servus servorum Dei』という1つの言葉だそうなんです。

〝servus〟→ 僕(serviはこれの複数形だそうです)

〝Dei〟→ 神の

本来は〟神様の僕の僕〟ということなんですね。

そして、これが一体何なのかというところで、こちらは、教皇(カトリックの1番偉い人ですね)が自分を指す時に使う称号なんだそうです。

自分のことを言う時に「I」ではなくいちいち「Servus servorum Dei」と言うのかなぁ?と思ったので更に調べてみたのですが、主に公的な文書に使う言葉みたいです。

もし私が教皇であるならば『Makoto,Servus servorum Dei』と書くみたいなんですね。

日常の会話の中で使うことはほぼないそうです。

なるほどなるほど。

十中八九、ウェイトはこれを元に〝 servi servorum mysterii〟と書いていると考えて良さそうですね。

なんとなくこれまでの文章と繋がってきません?

教皇ったら、キリスト教カトリックの中で1番に偉い人ですからね。

知っていますか?

世界にカトリックの人が何人くらいいるのか。

およそ13億5000万人ですよ。(2019年調べ)

その中のトップが〝教皇〟なんです。

1人300円ずつくらい集められたらファンタスティック・ビーストの続編かぁ。。。(小声)

余談でした。

これまでの中でウェイトは、このような人たちであっても教会(神の家)においては慎ましさを求められることがある、みたいなことを言っていたんですよね、恐らく。

現に、教皇ですら『Servus servorum Dei』と〝神様の僕の僕〟と言っているわけですから、段々とこれまでの訳(ウェイトの言っていたこと)も納得がいきます。

教皇も神さまにとっては僕の僕、ん?

あれ?

ということは、神様と教皇の間には他にも何かがいるのでしょうか?

神でもなければ、人でもないものなのでしょうか?

天使?

何なのでしょう。。。

わかりませんが、こういったことをもにゃもにゃ考えている時が楽しかったりします。

ですがここは一旦戻ります。

あくまでも推測ですが、ここまでの流れからもわかるように、ウェイトはかなりのキリスト教信仰者だと思うのですが、依然として、文中では〝神〟という存在をあまりプッシュして来ないんですよね。

どう考えても信仰心はとても強いと思うのですが、でもそれを直接〝神〟とは表さず〝Divination〟だとか〝Veil〟だとか、神そのものというよりは〝神秘的なもの〟を連想させる単語を織り交ぜている傾向がありますよね。

ねっ?

〝神の家(House of God)〟くらいですよね。

これまで散々神めいたことを言っているのにも関わらず〝神〟と、ちゃんと〝God〟という言葉を使ったのは。

でもちゃんと〝Chris-tian〟とか、自分がキリスト教を推しているようなことは、要所要所でばっちり織り交ぜて来るんですよね。

なんだか不思議です。

ウェイトの中では〝神様〟という存在よりも〝神秘〟の方が上なんでしょうか。

楽しみですね。

ということでですね、一旦訳してみます。

〝from the cohort of Neophytes as servi servorum mysterii.〟

→ 初心者の集団たちから(より)、神秘の僕の僕として

という感じになると思います。

わかりにくいと思うので、さっさと前の文章と合わせてみましょう。

では、まとめに入ります。

まとめ&解説

一度、改めて今回の一文を載せます。

By such simple devices also are the Adepts and Great Masters in the secret orders distinguished from the cohort of Neophytes as servi servorum mysterii.

Arthur Edward Waite
『The Pictorial Key to the Tarot』より

そして今まで訳してきたものです。

→ そのような簡単な手段によって、秘密の教団における神秘主義の達人や偉大なる師範たちは区別されている
→ 初心者の集団たちから(より)、神秘の僕の僕として

ここから敢えて一旦直訳風をお見せします。

直訳風

そのような単純な手段によって、秘密の教団においての達人たちや偉大なる師たちは、初心者の集団から区別され、神秘の僕の僕として認識される。

みたいな感じでいかがですかね。

割と忠実に訳せたのではないかと思います。

なんとなく『神の僕の僕』のところをもうちょっと良い言い回し方ないかなと頭を張り巡らせているところです。

できるかな。

ー数時間後ー

よし、こんな風にしてみました。

タロットの世界の見解

単純な話で、それでもなお、神秘主義における偉大な師や熟練者たちは、まったくの初心者とは区別され、『Servus servorum Dei』として認識されます。

という感じでいかがでしょう?

例によって少し解説させてくださいね。

〝それでもなお〟なんていう単語は何処にも入っていないのですが、「ウェイトの言いたいことはこんなかな?」ということを私なりに考えますと、この言葉はすごい重要な役割を果たします。(なんて、ちょっとウェイトみたいですかね、、、冗談です)

と言いますのは、これまでの部分でウェイトは、「どんなに神々しい称号を授かった者でさえ門番を務めることになったり(実際にはそのシーンは描かれていませんが)、キリストの神秘を目撃した者でさえ、教会においては『神の僕の僕』という役割がある。」というようなことを言ってきましたよね、物凄くざっくりですが。

本当にざっくり過ぎるので、もしこの回から見てくださった方がいらっしゃいましたら、ぜひこれまでの解説なんかも見てみてほしいです。

それでなんですが、この部分だけを切り取ってしまうと「結局どれほどすごい人であっても、実際には普通の仕事をしているよね。」みたいなニュアンスで受け取れてしまうと思うんです。

ですが、恐らく、ウェイトの言いたいことはそうではないと思うんです。

むしろ、全然逆で「こういったすごい人たちですら、謙虚に自分の役目を果たしているんだよ。」みたいなニュアンスだと思うんです。

もしかしたら私の勘違い、行き過ぎた解釈かも知れませんが、もし前者の受け取り方だとしたら、ウェイトはだいぶイエス・キリストのことをバカにしていることになりませんか?

〝兄弟〟と一、本の主人公に対して神秘業界における敬称まで付けてるんですよ?

これまでの解説や解釈を踏まえた上でですが、私にはそうは思えません。

私自身、まだ読んでもいないのになんですが、例えばローゼンクロイツなんかの話も、確かに門番は命じられたかも知れませんが、それは本当に罰だったのかな?と少し疑問を感じるのです。

私は、このウェイト=スミス版タロットのおかげで、世界中の歴史なんかにも興味が湧くようになってしまい、その時その時の時代背景なんかを、知らなかった頃よりはずっと楽に描けるようになってしまったんですね。

この物語が書かれたのは1600年頃のドイツなんですが(正確にはまだドイツではなく神聖ローマ帝国でしたが)その頃のドイツって、まだ普通に「はい、あなた死刑!!」みたいな時代だったと思うんです。

女神の裸を見たんですから、軽くて追放、重くて死罪、少なからず全財産は没収だったでしょうね、なんて思うんです。

なので、私は最初に〝門番〟と聞いた時「それは罰なのか?」と、普通に思いました。

もちろん、本当に罰だったのかも知れません。

ですが、仮にですが、もしローゼンクロイツが「王様からの命であれば喜んで受けよう!!」という人だったらどうでしょうか?

ちょっと変わっている人だとしたら?

この頃って、恐らくこういった王様をお目に掛かれるだけでも、きっとすごい出来事だったと思うのですよね。

また、どういうわけか、ローゼンクロイツはすぐさま「故郷に帰って良い!!」とも言われているんですよね。(実際に故郷に帰った描写はないようですが)

すると、果たしてこの〝門番〟は、本当に〝罰〟なのでしょうか?

もしかしたら、一見は、他人から見れば、罰にもただの下働きのようにも見えたかも知れません。

ですが、肝心の本人が罰だと感じていなければ、むしろそれは物凄く謙虚な心の持ち主で、更に奉仕の心を持った人とも捉えられませんでしょうか?

同様に、キリストの聖餐を見た者、これはウェイト的には恐らく「奇跡を見た人」に近い存在だと思うのですが、例えばそのような人でも、神の世界においては僕の僕に過ぎないというようなことを言っていますが、ですが、そういった神秘的な視点からすると、それもまたどれだけ偉大な人であっても神に仕える者、すなわち奉仕をする人というようなことを言っていると思うんですね。

恐らくですけど、もはや仕事のこととか任務のこととか、そんなことは重要ではないんですよ、恐らく。。。(小声)

どちらかと言いますと、この心の在り方?みたいなものを重要としていて、そのようなことについて言いたいのだと思うんです。

キリストの方の例えがあまり上手じゃなかった気もするのですが、ローゼンクロイツの方は「ふむふむ、なるほど。そういう線もあるかも知れない。」なんて思っていただける方も、きっといらっしゃるのではないでしょうか。

さすがにこれら全ての説明を訳に組み込むわけにはいきません。

ですが、この『それでもなお』を入れることによって、私の解釈にですが、それに近い雰囲気を出せる気がしたんです。

すみません、長々と。

でもここ、すごく大事なとこだと思うのですよね。

でもごめんなさい、まだ続きます。

続けます。

説明するまでもないかな?と感じたのですが、せっかくなのでこちらも。

『神秘主義における偉大な師や熟練者たち』なんですが、多分ですが、これはウェイトの属する団体においての指導者のことを〝偉大なる師〟と言っていて、言ってしまえば先輩のような存在にあたる人たちのことを〝熟練者〟という風に言っているのだと思います。

〝達人〟でもだめではないのですが、正直私の中では達人と師って同等なんですね。

ですが師と熟練者と言うと、少し違いがある気がしません?

しないか。

私だけかな。

実際の意味としても、それらは同等ではないと思うんですよね。

また、先ほど〝order〟について「階級のことだったかも、、、」と触れたのですが、やはりそうで、ここではすごく手短に、なるべくささっとお伝えしますが、こういった薔薇十字団をはじめとした神秘団体における階級のことなんですね。

実際には階級ではなく〝位階〟と呼ばれるみたいですが。

ここではウェイトだけのことに絞ってお伝えしますが、ウェイトが属する、または属してきた神秘団体(黄金の夜明け団、フリーメイソン、薔薇十字団など)のどれにも〝order〟と呼ばれる位階が存在します。

歴史的に言うと、この中では薔薇十字団が最も古く(上はウェイトが加入した順番で表記しています)、ですが薔薇十字団以前にも、もっと大昔から、こういった神秘団体は存在していたみたいです。

団体によって内容は違うみたいですが、この位階のことを〝Secret Order〟と呼ぶそうなんですね。

ウェイトが、この『The Pictorial Key to the Tarot』を出版した時には、黄金の夜明け団の〝Second Order〟という位階、すなわち熟練者の域に、既に達していたんです。(黄金の夜明け団での位階です)

もしかしたら〝Second〟と聞いて「2番手じゃん。。。」と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、〝First〟であれば〝第1団〟というような意味だそうで、先ほどの〝Neophyte(s)〟なんかがまさにこの第1団である〝First Order〟の中でも〝初心者〟の位置付けだそうなんですね。(Wikipediaの説明欄には『一般団員用』と書いてありました)

ですから〝Second〟と言っても、それは〝2番手〟という意味ではなく〝第2団〟という意味になるそうなんです。

そしてこの第2団が〝Adept(s)〟すなわち、認められた〝達人〟の領域であり、同じくWikipediaには『幹部団員専用』と書いてありました。

ファースト、セカンド、と来ましたら?

もちろん〝Third〟があります。

しかし、先ほども少しこのことについてお伝えしましたが、このThirdのあたる〝第3団〟は、人間ではなれないそうです。

〝肉体を捨てた不可視の達人の団〟という領域だそうで、肉体もなければ目にも見えないって、それはもう人間でありませんよね。

本当にすごいざっくりな説明でしたが、なんとなくイメージが湧きましたでしょうか?

本当なら、この黄金の夜明け団の位階を表した図のようなものがあるのですが、ちょっとその本はまだ買えない、、、と言いますか、買いたくないと言った方が正しいですかね。

『読まずに置いておく』というための本は、私はそんなに欲しくないので、読める時になったら欲しいんですね。

なのでまだ手元になくて。。。

欲しいは欲しいのですが、だいぶ古い本なので、できれば良い状態のものが欲しいんですよね。

できればみなさんにもお見せしたいですしね、その方がわかりやすいですし。

少し時間が掛かるかも知れませんが。

というわけで、その図が裏表紙に描かれている本がありまして、それがイスラエル・リガルディーという方の作品なんですが『世界魔法大全3 柘榴の園』と言います。

もし興味がありましたら、検索すればすぐに出てくると思うので調べてみてください。

何でも、著者のイスラエル・リガディーは黄金の夜明け団のメンバー、アレイスター・クロウリーのお弟子さんだったんだとか。

こちら、1983年に出版されたもので、片山章久さんという方が訳されているんですが、2002年に新装版も出版されているんです。

ですが、私の欲しいこの位階を表した図が新装版の方にあるのか、ちょっとわからないんですよね。

新装版の方には新たに追加されている小論なんかもあるそうで、どっちにしろ両方欲しくなりそうですが、先に元のものが欲しいんですよね。

本当なら、それをお見せできれば、視覚的にもっと「あ、なるほど♪」とわかりやすくなると思ったのですが、すみません。。。

というわけで本編に戻ります。

念のため、お伝えしておこうと思うのですが、このウェイトが辿り着いた〝セカンドオーダー〟は、またその中で3つの位階に分かれているそうです。

ですが、ウェイトがどの位階に達したのかは明確にはなっていないそうです。

ということで、ウェイトが言う〝Adepts〟は、この神秘団体の中でも熟練者揃いということが伺えるのではないでしょうか?

ですので、『神秘主義における偉大な師や熟練者たち』という風に訳しました。

また〝Neophyte(s)〟につきましても、初めは「〝新参者〟でいいか♪」なんて思っていたのですが、実際この〝Neophytes〟も、Secret Orderの中で最初も最初、〝First Order〟の中にも入っておらず〝外〟と言いましょうか、〝入り口〟と言いましょうか、なんかそういう感じの扱いなんですよね。

なんとなくなんですが、〝新参者〟とすると、「余所者が来た!!」みたいなイメージが付いてしまわないかな?と思い、それで、少なからず同志(と言っていいのかわかりませんが)であるならば、そんな後輩たちには、もう少し優しい言い方をするんじゃないかなぁ、、、と思いまして、それで『初心者』と訳しました。(ですがWikipediaには〝新参者〟と書かれていたりもします)

それを『まったくの初心者とは区別され』と言うことで、〝Neophyte〟と〝師匠/達人たち〟の間には物凄い長い距離があるような感じがしませんか?

〝区別〟と言うと少し聞こえが良いくらいです。

個人的には完全に隔絶してるくらいの〝区別〟に聞こえています。

もちろん実際のところはわかりませんが。

そして『Servus servorum Dei』ですが、こちら「訳してないじゃん!!」と思われるかも知れませんが、これは単純に訳さない方が良いと思いました。

意味のところでお伝えしましたように仮にも〝神秘or神の僕の僕〟と訳すことはできるのですが、これを敢えてわざわざ訳すのは、私にとっては「adidasを訳して!」と言われているような感覚と同じような感覚がするんです。

私は〝adidas〟の意味や由来って知りませんが、きっとあるとは思うんです。

でも誰も訳さないじゃないですか、〝adidas〟は全員が全員〝adidas〟なんですよね、世界共通なんです。

例えばですが、『ミルクティー』のような、これは和製英語ではありますが、これをわざわざ『牛乳お茶(紅茶?)』だなんて言いませんよね?

それは『ミルクティー』というものが、その言葉だけで完成されているからだと思うんです。

『Servus servorum Dei』も、私のような無宗教の人間だからわからないだけであって、恐らくそういった世界の人たちには完成された言葉だと思うんです。

ですから訳す必要性がないと感じられました。

また、ほんの一例ばかりですし、拙い点は多々あるとは思うのですが、このタロットの世界でも、そういった単語の1つ1つの意味や使い方なんかも割と細部に渡ってお伝えしていると思います。

ですから、基本的なことは捉えられいてると思っていて、一応そういったことを理解した上で、訳さない方が良いかなという自分なりの判断でした。

私は、日本に生まれて、日本人として生きているのにも関わらず、日本語以外の言葉を話せる人をかっこよくも羨ましくも思うのですが、ですがこの本って英語が読めるだけではだめなんですよね。

基本的には、ほとんどの人にとって、わからないことしか書いていないと思います。

現に英語圏の人たちからも「この本は難しい。」という定評があるそうです。

当初、私は「1か月くらいで読めるんじゃん♪」なんて思っていましたが全然です。

仮に読めたとしても、それは単に読めただけで、理解はできていないと思います。

ですが、最初の頃に言いましたように「ウェイトの言いたいことを自分なりに理解したい」という点については、きちんと押さえられているんじゃないかなと思っています。

牛歩並みの遅さですが。。。

ですが、確実に、少しずつ前には進められているとは思うので、このような形ですがこのまま進んでいきたいと思います。

そして、最後にもう1つだけ、、、

先ほどの〝位階〟の説明だけでは、やはり少しわかりづらいかなと思いまして。。。

なんとなくでも、こういったものがあった方が視覚的にもわかりやすいかなと思いました。

〝Neophyte〟がすっごく下の方にあるのがわかりますか?

『0=0』と書いてあるとことろなんですが、ここがこの地球という物質世界を意味する場所なんですね。

この右側の図は『生命の木』と言いますが、本当はもっとすごいです。

この図は、今回の黄金の夜明け団の位階のことを少しでもわかりやすくするために作っただけのものなので、これが『生命の木』と思わないでくださいね。

今ここでは『生命の木』についての説明しませんが、というかできませんが、この『生命の木』のおかげで、私の生活が面白おかしくなってしまったと言っても過言ではないかも知れません。

もちろん良い意味で、です^^

すごい壮大なんです。

最初から作れば良かったのですが、腰が重かったです。。。

意外と大変なんですよね、こういうの作るのって。

何かの参考になれば嬉しいです。

では、終わります。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。

また次回。

次回はとてつもなく長そうです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA